2年ぶりの岩手山山頂へ
7月1日 岩手山山開きに職場の同僚3人と参加した。
朝6時からの焼走り登山口での神事とセレモニーの後、上坊登山口に移動して7時過ぎにスタート。
上坊コースは初めて登ったが、足場も悪くなくて焼走りコースより登りやすく感じた。
贅沢を言えば途中眺望が開ける場所が無く、単調に感じることだろうか。
でも、今回は岩手山初挑戦のWさんを安全に登頂させるために、地元の観光関係者の方にアドバイスを頂いてこのコースをとった。
ゆっくり登り、9時30分ツルハシ分岐着。ここで焼走りコースと合流。
その後、2箇所の雪渓を渡り、シラネアオイの大群落やハクサンチドリなど高山植物を眺めつつ進み、10時30分に平笠不動避難小屋着。
小屋の近くにはミネザクラが咲いていた。7月に桜を見るということはなかなか無い経験だ。
20分程休憩した後いよいよ山頂アタック。
最後の急坂をゆっくり登り、お鉢に出て雫石町、滝沢村からの登山隊と合流。
一昨年から東日本大震災復興祈願のため、沿岸各市町村旗や大漁旗を掲げた人々が山頂を目指す。
11時50分、2038m岩手山山頂到着。昨年は7合目より上が悪天候で、途中で集団登山は中止となったため、2年ぶりで岩手最高峰の頂に立つことができた。
山頂は晴天、微風で暑くも寒くも無い心地良さ。下界は残念ながら雲海となっていた。
12時から山頂セレモニー開始。八幡平市、雫石町、滝沢村の3市町村登山隊代表がピッケルを交換し、万歳三唱。滝沢村は来年1月に市制移行するので、「村」としての山開きは今回が最後だそうだ。
天気も良かったので、そのまま山頂で昼食をとった。メニューはシングルバーナーで湯を沸かしカップラーメン、おにぎり、パンの「炭水化物まつり」(笑)。
同行のメンバーにもラーメンをおすそ分けしたが「旨い!」を連発してくれた。
13時下山開始。
帰りはツルハシ分岐を焼走りコースへ直進し、今が見頃のコマクサ大群落を鑑賞しながらゆっくりと下山。
なんとか順調に経過していた今回の山行だったが、下りでついにWさんの膝が悲鳴を上げ始めた。そのため超スローペースで休み休み歩を進めたが、最後の1キロはとある方にお世話になってしまった。
おかげさまで17時50分なんとか全員下山。多くの方にお世話になった岩手山登山だった。この場を借りて御礼申し上げます。
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