6月4日(土)~5日(日) SL津軽路号の試運転撮影に一人旅へ。
今回の牽引機はD51498号だが、過去に岩手で何度もイベント運行に活躍し、私を少々鉄分豊富にさせるきっかけとなった機関車だ。
2007年7月の「SL北東北DC号」以来、ほぼ4年ぶりのご対面。
4日、10時ごろに出発し、昼過ぎに弘前到着。奥羽本線での撮影なんて初めてだったので、7号線を北上し青森方面に走り、場所を探す。
大釈迦駅構内に入ることにした。JR職員に断ってホームに入らせてもらう。
ホームには警察官の姿も見え「厳戒態勢」なのか?と思ったが、JR職員も警察官もフレンドリーでホッとした。
到着時間が近づきカメラマンの他、地元の方もカメラ片手に集まってきてだいぶ賑やかになってきた。曇り空の下、汽笛が聞こえ、D51が近づいてきた。4年ぶりに見るD51、やっぱり力強さを感じる。
大釈迦駅では特急列車の追越があるので長時間停車となり、子供たちが記念撮影したり、地元の男性は機関士から石炭を手渡してもらったりと、ローカル駅ならではの長閑な光景が見られた。
D51の脇を新幹線八戸開業まで「スーパーはつかり」として活躍したE751「つがる」が通過。
盛岡管内の東北本線でSLが走ってもこんな光景は見られないだろう。
発車シーンを撮影した後は、新青森駅見学。ちょうど「はやぶさ」が出発するところだった。
翌5日は朝から快晴。岩木山をバックに撮影できるところはないかと探して、北常盤~浪岡間の直線区間へ。到着早々、踏切の警報機が鳴りだした。下りの寝台特急「日本海」だ。その後も「リゾートしらかみ」の新型ハイブリッドトレインや五能線からのディーゼルカー、寝台特急「あけぼの」など車両の豊富さに驚きながらテスト撮影しながら待っていると弘前方面に黒煙が見えた。
天気は良いのだが風がかなり強く田んぼの水が波立ち、岩木山も山頂に雲がかかり、なかなか上手くいかないものだ。
下りのSL試運転を見送った後は、車で休憩しつつE751つがるやEF81牽引の貨物列車を撮影し、カップ麺の昼食をとってから上りの撮影ポイント探しのため移動。
次はカーブをからめたいと思い、鶴ヶ坂~大釈迦間へ。
13時頃到着したのだが、既に多くの方が陣取っていた。聞けばいわゆるお立ち台ポイントで言われてみればネットや本で見たことのある場所だった。
現地は下り勾配なのだが、煙も大サービス!
2008年のボイラー空焚きというアクシデントを乗り越え、復活を果たしたD51498。
東日本復興の狼煙を上げるのにふさわしい一台ではないだろうか。
来年の岩手DCにも来てくれ!
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