カテゴリー「登山」の8件の記事

2013年8月18日 (日)

長女と岩手山へ

8月はなんと2度も岩手山に登った。

①8月3日(土) 馬返し登山口~岩手山山頂~馬返し登山口
小4の長女が岩手山に初挑戦した。
馬返し登山口駐車場に前泊して6:15出発。
2合目まではなかなかペースがつかめなかったようで大変みたいだったが、その後はバテることもなく登った。
7合目で視界が開け、岩手山がドーンと見えるとさらにテンションが上がる。
8合目避難小屋の御成清水の冷たさと美味しさは彼女を一発で魅了したようだ。

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不動平からの最後の急登では高山植物の女王「コマクサ」を見せながら励ました。
お鉢に出ると爽やかな風が吹いていた。娘曰く「岩手山に住んでみたい!」
なかなか父親冥利に尽きる一言だ。連れてきた甲斐があった。

11:07 ついに長女が岩手山山頂2038mに立つ。
山頂は晴れで穏やか、気温は約19℃と涼しい!サイコー!!
これで雲海が切れてくれれば言うことなしだったけど。
山頂で湯を沸かし、おにぎりとカップ麺で昼食。
帰りはお鉢巡りをしてから16:27下山。

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②8月12日(月)~13日(火)網張登山口~お花畑~八合目避難小屋~岩手山~網張

初めての岩手山挑戦が楽しかったようで、夏休みの自由研究で高山植物のことを調べて見たいと言われた。じゃあもう1回行こうか、ということで八合目避難小屋泊まりで出かけた。

8月12日 9:00 網張スキー場リフトで登る。(3基往復 大人1,300円、小学生800円)

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網張から岩手山山頂へは鬼ヶ城ルートとお花畑ルートの2つがあるが、鬼ヶ城は小学生には難しいということなので、お花畑を選択したがリフトを降りてから10キロ以上の道程と、お花畑から不動平までの急登がかなり堪えた。

写真左 姥倉分岐から黒倉山、岩手山を望む
   右 お花畑から不動平までの急登  

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14:20 8合目避難小屋着。今日も御成清水で乾杯!そして夜のビールやトマトを袋に入れて清水で冷やす。
休憩しながら山頂を見上げると、くっきり見えているが今日はここまでとした。
ちなみに8合目避難小屋宿泊協力金は大人1,700円、小学生は無料。毛布は1枚500円、5枚で1500円。就寝スペースは3段で床には銀マットが貼られていた。トイレは簡易水洗。
尚、食事類はカップ麺・インスタントコーヒーのみなので基本的に自炊。水は御成清水がふんだんに湧き、そのまま飲んでよし、コーヒー淹れても最高、冷蔵庫代わりにもなる。
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天気も良いので夕食は外で。メニューはスパゲティミートソースとレトルトハンバーグ、冷やしトマト&ビール。明日も晴れることを祈りながら20時消灯。
13日 02:30 ペルセウス座流星群がピークだそうで一旦外へ出る。私は薄手のダウン、長女はフリースにレインウエア、その上に私のレインウエアを羽織らせた。
1分間に3つとか4つ流れただろうか?30分ぐらい外に居たが、一生分見たかも知れない。

04:20 再び起床し、ご来光を拝むため外へ。気温は13℃だった。
雲海に群青色から茜色のグラデーションが広がる。
04:45 ご来光。
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朝食をとって07:00出発。07:45山頂到着。
残念ながらガスでまったく見えず。でも父娘2人だけの山頂も悪くない。
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再び不動平からお花畑ルートへ。
黒倉山、姥倉山、犬倉山を登りながら帰る。

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13:57 無事に網張登山口到着。リフト区間も含めて往復約23キロを踏破。
よく頑張ったと思う。帰りは網張温泉館へ立ち寄り2日間の汗を流した。(リフト利用者は100円引きの大人400円、小人200円と格安)

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岩手の小学校は夏休みが短めで、8月20日ごろには殆どの小学校で2学期が始まる。
そんな訳でこの週末は娘と一緒に「高山植物研究」をしましたとさ(笑)

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2013年7月 4日 (木)

登山グッズ

先日の岩手山登山から早3日。
3年連続で山開きに参加したが、今年は体のダメージが小さい感じだ。
昨年までは、当日の下山中にふくらはぎが重ダルくなり、翌日や翌々日は太腿に強めの筋肉痛&膝カックンで、特にも階段の上り下りがつらかった。

しかし、今年は下山中の痛みは全く無く、翌日になって太腿に少し痛みがでたものの、駅の階段も普通に歩くことができた。明らかに昨年までと違う。

日常の歩行距離(一日4~5キロ)は変わっていないし、特別なトレーニングもしていない。年齢は一つ重ねた。(笑)

今回2つの装備を変えてみたが、これがプラスに作用していると思っている。

一つはトレッキングポール。
T字ストック1本から、I字2本ポールに変えた。
「4本足の動物になったみたい」と例えられるが、まさにそんな感じ。
上りは腕の力も使うので脚がスッと出るし、下りでは1本使いより格段の安定感と膝への負担軽減が実感できた。平坦な場所ではより安定しスピードも出る。
なんでもっと早く2本にしなかったかと悔やまれる程、全然疲れ方が違った。
尚、今回購入したポールは、ショップの店員さんのおすすめで、ワンタッチでロックできるブラックダイヤモンドのトレイルをチョイスした。

もう一つ、体力温存に役立ったかも知れないグッズはハイドレーションシステムだ。
一昨年の岩手山で、同僚のザックから出ていたハイドレーションのホースを見て「点滴みたい」と笑っていた。
今回プラティパスのビッグジップSL(2リットル)を購入し、いざ自分で使ってみたら、歩きながらいつでも水分補給できる快適さにハマッてしまった。
カビ防止のためか、スポーツドリンクは入れない方が良いそうで水専用というのが少し惜しいが、塩飴をなめたりしたので問題なし。

2本ポールとハイドレーション、どちらもよく見かけるようになってきたが、使えば納得のアイテムだ。まだ使ったことが無いという方にはオススメしたい。

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2013年7月 3日 (水)

2年ぶりの岩手山山頂へ

7月1日 岩手山山開きに職場の同僚3人と参加した。
朝6時からの焼走り登山口での神事とセレモニーの後、上坊登山口に移動して7時過ぎにスタート。

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上坊コースは初めて登ったが、足場も悪くなくて焼走りコースより登りやすく感じた。
贅沢を言えば途中眺望が開ける場所が無く、単調に感じることだろうか。
でも、今回は岩手山初挑戦のWさんを安全に登頂させるために、地元の観光関係者の方にアドバイスを頂いてこのコースをとった。
ゆっくり登り、9時30分ツルハシ分岐着。ここで焼走りコースと合流。

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その後、2箇所の雪渓を渡り、シラネアオイの大群落やハクサンチドリなど高山植物を眺めつつ進み、10時30分に平笠不動避難小屋着。
小屋の近くにはミネザクラが咲いていた。7月に桜を見るということはなかなか無い経験だ。

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20分程休憩した後いよいよ山頂アタック。
最後の急坂をゆっくり登り、お鉢に出て雫石町、滝沢村からの登山隊と合流。
一昨年から東日本大震災復興祈願のため、沿岸各市町村旗や大漁旗を掲げた人々が山頂を目指す。

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11時50分、2038m岩手山山頂到着。昨年は7合目より上が悪天候で、途中で集団登山は中止となったため、2年ぶりで岩手最高峰の頂に立つことができた。
山頂は晴天、微風で暑くも寒くも無い心地良さ。下界は残念ながら雲海となっていた。

12時から山頂セレモニー開始。八幡平市、雫石町、滝沢村の3市町村登山隊代表がピッケルを交換し、万歳三唱。滝沢村は来年1月に市制移行するので、「村」としての山開きは今回が最後だそうだ。

天気も良かったので、そのまま山頂で昼食をとった。メニューはシングルバーナーで湯を沸かしカップラーメン、おにぎり、パンの「炭水化物まつり」(笑)。
同行のメンバーにもラーメンをおすそ分けしたが「旨い!」を連発してくれた。

13時下山開始。
帰りはツルハシ分岐を焼走りコースへ直進し、今が見頃のコマクサ大群落を鑑賞しながらゆっくりと下山。

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なんとか順調に経過していた今回の山行だったが、下りでついにWさんの膝が悲鳴を上げ始めた。そのため超スローペースで休み休み歩を進めたが、最後の1キロはとある方にお世話になってしまった。
おかげさまで17時50分なんとか全員下山。多くの方にお世話になった岩手山登山だった。この場を借りて御礼申し上げます。

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2013年6月23日 (日)

鞍掛山へ

6月23日 職場の同僚Tさん、Wさん2人と一緒に鞍掛山に登った。
10時過ぎに相の沢登山口出発し、のんびりと登り1時間15分で山頂到着。
出発時、岩手山山頂は雲に隠れていたが、徐々に雲が取れて山頂では雄大な岩手山を間近に見ることができた。
今日はソフトクーラーに凍らせたお茶と一緒にキリンフリーを人数分忍ばせていた。キンキンに冷えたノンアルコールビールで乾杯した。
ゆっくり談笑しながら昼食をとって12時10分出発。下りはジャスト1時間、13時10分下山。

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2013年6月 2日 (日)

南昌山山開き

6月2日 矢巾町の南昌山(848m)の山開きに長女と参加した。
矢巾温泉前で神事の後、登山開始。
5合目登山口までは一部舗装された道路なので登山というよりウォーキング。
そこからは山頂まで約1キロ階段が続く。
11時過ぎに山頂到着。山頂で嬉しいことにかき氷のプレゼントを頂いた。
梅雨入り前の爽やかな風を堪能しながら昼食をとり13時過ぎに下山。
今回驚いたのは長女の成長ぶりだ。急坂もすいすい登って行く。しかも持久力がある。
思いきって岩手山に挑戦させようかと思った。
コースタイム
上り 登山口~5合目1時間10分 5合目~山頂27分
下り 山頂~5合目 17分 5合目~登山口 56分

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2013年5月19日 (日)

姫神山に登る

5月19日 姫神山山開きに参加した。
一本杉登山口で9時からセレモニーと神事が執り行われ、その後テープカットで登山開始。
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11時。丁度1時間半で山頂到着。
山頂では記念の手拭いのプレゼントがあった。
そして参加者全員で万歳三唱。

曇天ながら結構遠くまで見通せたので、おにぎりを頬張りながら眺めを堪能した。
11:45山頂出発し、12:30一本杉登山口着。下りは45分だった。

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2012年7月 1日 (日)

2012岩手山山開き

7月1日(日) 職場の同僚と岩手山山開きに参加した。昨年は焼走りコースだったが、今年は馬返しコース。
心配された天気もまずまずで、山頂はまだ見えていたが雲の動きが早いので風が強そうだ。
朝6時から馬返し登山口で神事とセレモニーが執り行われたが、村長さんのお話では馬返しから約500人が参加だとか。いやはや凄い大人数だ。

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6時40分頃ゆっくりと登り始める。
途中眺望が開けると、森や牧草地の濃い緑と麦秋の茶色のコントラストが美しい。

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二合目では姫神山や写真には写っていないが遠くに早池峰山も望めた。

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適度な日差しと心地良い風で絶好の登山日和だったが、見上げると頂上付近は雲に隠れてきた。
さらに登ると7合目あたりを境にガスってしまい風も強くなってきた。
10時40分頃八合目避難小屋到着。

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気温はかろうじて2ケタの10℃だったが、体感気温は5℃前後?

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山頂は風速20m程度の強風らしい。
八幡平市の登山隊は途中で折り返した模様で、九合目不動平にて滝沢村と雫石町のピッケル交換、万歳三唱を行い下山となった。

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八合目避難小屋に戻り、昼食休憩を充分とって16時過ぎに無事下山。

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2011年7月 2日 (土)

岩手山に登る

7月1日(金)岩手山山開きに職場の同僚2人と参加した。
神事の後、八幡平市の焼走り登山口を7時に出発。
途中休憩をとりつつ平笠不動避難小屋には10時40分到着。ここで休憩と時間調整をして雫石町、滝沢村からの登山隊と同時に山頂へ着くように出発するようだ。
11時過ぎに出発。

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最後の急坂を登りると、雫石、滝沢からの登山隊が岩手県内全市町村の旗と大漁旗を掲げて登ってきた。ものすごい人数で驚いた。

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12時前に山頂到着。
山頂ではピッケル交換に加えて、今回は震災復興祈願登山ということもあり、沿岸被災地へ向けてのエールなどセレモニーが行われた。
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山頂はガスがかかり肌寒かったが、風でガスが飛ばされると時折視界が広がる。
岩手のてっぺん2038mから三陸沿岸の復興を願う。

山頂で昼食後下山開始。
登りもきつかったが、下りも火山礫はスリップしやすく、きつい段差もあるのでゆっくりペースで下山。
高山植物が見頃で小さいながらも可憐な花を咲かせていた。
こちらはハクサンチドリ。紫がノーマルのもので、右側の白は非常に珍しいそうだ。

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続いてはコマクサ。
焼走りコースにはコマクサの大群落があると聞いていたが、これは一見の価値あり。
自然観察ガイドの方によるとコマクサは何も無いところでしか繁殖できず、最近上の方でも木が増えてきたためにコマクサにとっての環境は厳しくなってきているとのこと。

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かなりゆっくりと下山したため17時に登山口無事到着。

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