鉄道写真は渓流に通ず!?
10月8日からの三連休、東北本線一関~盛岡間を「SL義経号」が12年ぶりに走った。
この前の休日に試運転を追っかけて以来にわかに「鉄分」豊富となった私だったが、8日、9日は仕事、三連休最終日の10日に子供たちそっちのけでSL撮影に出かけてしまった。
午後2時過ぎ、花巻駅には大勢のカメラマンや家族連れが到着を待ちわびていた。
汽笛の音、ホームの先に上がる煙がだんだん近づいてくる。
子供たちから「きたー!」という歓声が上がる。と、同時にカメラマンからは「そこのボク!どけて」と注意の声。(マジで写真好きな方は真剣勝負だったみたいです。 写真も鉄道もシロウトの私にはちょっとびっくりの世界を垣間見ました)
しかし、鉄道の写真は難しいですね。普段はもっぱら子供のスナップ写真を撮る機会が多いので何も考えずにバシバシ撮っていたけど、今回上級者ぽい方々の様子を伺っていたら、構図を予め考えて「狙った瞬間」に賭けている感じが伝わってきました。
川に対峙した時、どのようにルアーを着水させてリトリーブしてくるかイメージして、その通りにサカナが出てきた時はうれしいものです。渓流では何度もキャストできる訳ではなく一つのポイントでのチャンスは限られています。
そういう意味で鉄道写真、特にも限定の列車の撮影は、何となく渓流釣りに通じるものがあると感じた次第です。
花巻駅では満足いく写真が撮れなかったので(もちろん腕が伴っていないから!)南下して
六原駅の手前に移動。ここは試運転のときにもカメラマンが居たところ。線路の両側が土手になっている。行ってみたら先客が一人。「すみません後ろに入らせてください」とお願いすると快く「どうぞ」。その後、もう一人カメラを抱えた男性がやってきて「いいですか?」、「どうぞどうぞ」。
私が行く「いつもの川」でもよくある会話でこちらの撮影ポイントの雰囲気は「なごみ系」。ゆっくり走るSL撮影だもの、こんな譲り合いもいいじゃない!
ここで撮影した2枚をアップしておきます。
乗務員も沿線に手を振り、和やかな雰囲気を味わった秋の休日でした。
2005年10月10日
東北本線六原駅付近にて
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